ホーム

在宅でみる創傷・褥瘡・スキントラブルのケア
～訪看・在宅診療医に贈る自宅にある道具でできるケア～

ISBN	978-4-906829-64-4

［電子書籍］

下記でお求めいただけます。

在宅診療でちょっと困った傷、褥瘡、スキントラブルのケアの工夫と心得を教えます！

書籍情報

著者：水原章浩（医療法人三和会東鷲宮病院副院長）
定価（本体3,500円＋税）
B5判／96頁／オールカラー／カラー写真・図266点
ISBN978-4-906829-64-4
発行日：2016年2月29日（第1版）

本書の特長

在宅診療では、褥瘡をはじめとする種々の創傷やスキントラブルへの対処は切実な問題です。在宅での創傷治療には様々な問題点が挙げられます。
- 病院にある創傷被覆材などが手に入りにくい
- 様々な医療用品があって、どれを使っていいのか迷ってしまう
- 実際の治療手順や、どのように経過を診ていってよいかがわかる教科書が欲しい
- 指示を出す医師が創傷治癒をわかっていない
本書は、それぞれの悩みに丁寧にわかりやすくお答えします。
本書では自宅の身近にある非医療材料～食品用ラップや穴あきポリエチレン等を活用する具体的なケア方法について重点を置いて解説します。
多くの“ 順調な経過” 症例を挙げ、通常の治療経過をお示しし、かつ少々トラブった症例もそのリカバリーショットの仕方を提示します。
本書は在宅現場で苦労している訪看ナースの力になるように様々な工夫と注意点など心得を、写真とイラストを多用してわかりやすく解説します。

はじめに
- １．在宅診療の特徴と最前線での訪看ナースの嘆き
- ２．在宅診療における連携
Ⅰ．創傷
- ●一般の創傷に対する治療はどのように考えたらいいですか？
- ●切り傷や擦り傷など通常の創傷はどのように治療したらいいですか？
- ●在宅で備えておくとよい創傷被覆材にはどのようなものがあります？
- ●さらにはあったら重宝するものとしてはどんなものがありますか？
- ●スキンテアはどうしますか？
- ●熱傷はどうしますか？
Ⅱ．褥瘡
- １．除圧対策
  - ●褥瘡治療のポイントは？
- ２．褥瘡および創傷の局所治療
  - ●創の洗浄はどのようにしますか？
  - ●デブリドマンはどうしますか？
  - ●褥瘡管理で最も大切なのは何ですか？
  - ●創傷被覆材はどのように選択しますか？
  - ●滲出液によるケア方法の選択の実際はどのようにしますか？
- ３．在宅ならではの創傷被覆材使用法のノウハウ
  - 1）ラップ療法
    - ●ラップ療法とはどのようなケア法ですか？
    - ●ラップ療法の手順を教えてください
    - ●ラップ療法ならではの創とは？
    - ●ラップ療法を施行するうえで注意点は何ですか？
    - ●便で汚染されたらどうしますか？
  - 2）ポリウレタンフィルム
  - 3）穴あきポリウレタンフィルム（穴あきフィルム）
  - 4）ハイドロコロイド被覆材
  - 5）非固着性吸水ドレッシング材
  - 6）紙おむつや生理用ナプキン
  - 7）ポリウレタンフォーム
    - ●クリティカル・コロナイゼーション創へはどう対処したらよいですか
    - ●薬剤～外用薬の使用について教えてください　
    - ●誤った外用薬の使用について教えてください
Ⅲ．スキントラブル
- ●湿疹などのスキントラブルはどうしますか？
- ●水疱性病変はどうしますか？
- ●褥瘡周囲のスキントラブルはどうしたらよいでしょう？
- ●胃ろう挿入部はどのようにケアしますか？
- ●PEG周囲のスキントラブルはどうしますか？
【コラム】
- 1．傷には消毒しないのですか？
- 2．これは使える！キャンプ用エアーベッドの導入
- 3．褥瘡と栄養管理
- 4．傷にガーゼは使わない？！
- 5．感染褥瘡は難しい？
- 6．種々のポリウレタンフィルム
- 7．モイスキンパッド®、メロリン®の構造
- 8．新しい浸透圧吸水性創傷被覆材～オスモパッド®