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「痛くなく」「速く」「安全に」行う、やけどの湿潤療法と看護ケアの心得を示します!
書籍情報
- 著者 医療法人三和会東鷲宮病院副院長 水原 章浩
- 定価(本体3,400円+税)
- B5判/96頁/オールカラー/カラー写真・図231点
- ISBN978-4-906829-51-4
- 発行日:2015年4月30日(第1版)
本書の特長
- 本書は、これまで先輩のやり方を見よう見まねで、経験値的に行ってきた傷の治し方の実際を、かゆいところに手がとどくほどに懇切丁寧に解説する新シリーズです。
- ヤケドは日常でしばしば扱う創傷です。本書で扱うのは一般臨床でしばしば遭遇する軽症の熱傷で、熱傷センターで輸液ICU 管理が必要となるような広範囲熱傷ではありません。いわゆる“普通のヤケド”をきちんと治すことは医療スタッフにとってきわめて大切です。
- 本書では熱傷をラップ療法で治す場面が多くでてきます。ラップ療法は治療効果に優れており、きわめて容易に創処置を行うことができます。その反面、創傷治癒について十分理解していない医療スタッフが安易にそして拙劣にラップ療法を行った結果、合併症を起こしてしまったという事例があるのは残念ながら事実です。
- そこでラップ療法を安全に行うためにはどうしたらよいかを示したかったのも本書を企画した動機です。
- 本書は、熱傷の具体的な治療法を写真をもとに経過を追ってわかりやすく解説し、治療過程における様々なノウハウやポイントを心得として示します。
目次
- 1.熱傷の湿潤療法とはどのような方法ですか?
- 2.どのような熱傷に適応になりますか?
- 3.必要な創傷被覆材は?
- 4.外用薬は何を使いますか?
- 5.熱傷の湿潤療法は実際にどのようにしますか?
- 6.急性期以降の処置はどうしますか?
- 7.熱傷のラップ療法はどのようにすればよいですか?
- 8.熱傷のラップ療法をする際の注意点と対処法を教えてください
- 9.患者への説明、指導はどうしますか?
- 10.水疱はどのように処置したらいいですか?
- 11.低温熱傷はどうしますか?
- 12.クリティカル・コロナイゼーション創はどう対処しますか?
- 13.外用薬の間違った使い方について教えてください
- 14.被覆材の使い分けはどうしたらよいですか?
- 15.熱傷の処置は痛いといわれていますが、痛み対策はどうしたらいいですか?
- 16.問題症例があったら教えてください
- 17.ところで、熱傷にゲーベン®クリームを使わないのですか?
- 18.小児のヤケドはどう対処したらいいですか?
- 19.深い熱傷はすべて植皮ですか?
- 20.日本熱傷学会の見解では熱傷のラップ療法はすべきでないとされていますが?
【コラム】
- 1.「創傷治療の3 原則」について
- 2.食品用ラップおよび穴あきポリエチレンについて
- 3.穴あきフィルム法について
- 4.なぜラップ療法か?
- 5.クリティカル・コロナイゼーションについて
- 6.外用薬の基剤とその作用について
読者対象
医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師、ほか医療スタッフ