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誰もが陥りやすい手技の誤りを示し、執刀医として常に満足な成績を得るために最適な手術書！

書籍情報

本書の特長

• 1970年代後半に膝関節鏡視下手術として研究・開発された鏡視下手術の適用は、低侵襲性手術として、肩関節から四肢の全関節に拡大し、現在では脊椎手術まで利用されています。
• 著者による『膝関節鏡視下診断・手術のテクニック』の出版から20年を経過し、その間に膝関節外科は関節鏡の恩恵を受け、進歩し続けてきました。
• 本書は、膝スポーツ外傷のうち最も手術頻度の高い、半月板損傷、前十字靭帯損傷、反復性膝蓋骨脱臼の3疾患に的を絞り、安全でかつfineな手術を心がける際のポイントを懇切丁寧に解説しています。
• 本書では、術野に潜む誰もが陥りやすい手技の誤りをくどいほどに解説し、「失敗しない手術」はもちろんのこと、執刀医として常に満足できる成績が得られるよう、手術適応の細部のテクニックについても強調してあり、スポーツ医学、膝関節外科を研鑽する医師にとって最適な手術書です。

目次

• 1章　膝関節手術の基本知識
  • はじめに
  • 1. 膝関節解剖の熟知
  • 2. 周術期合併症と対策
  • 3. 関節鏡視診断の基本
  • 4. 鏡視診断と穿刺部位のつくり方
    • １）外側膝蓋下穿刺のつくり方
    • ２）内側膝蓋下穿刺と前内側穿刺のつくり方
    • ３）他の穿刺部位
• 2章　半月板手術
  • はじめに
  • 1.半月板手術の適応
  • 2.半月板切除術
    • １）半月板断裂の鏡視診断
    • ２）鏡視下半月板切除術の術式
    • ３）後療法
  • 3.半月板縫合術
    • １）Inside out 法
    • ２）Inside out 法の術式の実際
    • ３）All inside法による縫合術
    • ４）Outside in 法
  • 4.特殊な状況での修復術
    • １）無血行野断裂に対する修復術
    • ２）Root lesion（tear）
  • 5.鏡視下半月板縫合術の後療法
  • 6.半月板手術の問題点と展望
• 3章　前十字靭帯再建術
  • はじめに
  • 1.前十字靭帯再建術の適応と術式
    • １）手術適応と代用腱について
    • ２）術式について
  • 2.半腱様筋腱（ST）を用いた術式
    • STによる2 束再建術（double bundle ACL reconstruction）─ No gap法─
  • 3. 骨付き膝蓋腱（BTB）を用いた術式
    • １）Outside in 法
    • ２）Inside out 法（ Anatomical rectangular tunne（l ART）ACLreconstruction）
  • 4. ACL 再建術の後療法
  • 5. ACL 再建術の問題点と展望
• 4章　膝蓋骨脱臼に対する手術
  • はじめに
  • 1. 反復性膝蓋骨脱臼の手術適応と術式の選択
  • 2. MPFL 再建術
    • １）MPFL 再建術の術式
    • ２）骨端線閉鎖前の小児例に対するMPFL 再建術
    • ３）Fan-out MPFL 再建術
    • ４）後療法
  • 3.脛骨粗面内方移動術（Elmslie-Trillat法、ET法）
    • １）ET 法の術式
    • ２）Roux-Goldthwait 法
    • ３）ET 法、Roux-Goldthwait 法の後療法
  • 4.反復性膝蓋骨脱臼に対する手術の問題点と展望

読者対象

整形外科医、研修医