絵でわかる失語症の症状と訓練─言語障害メカニズムから考えよう!!─

ISBN 978-4-906829-60-6

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失語症学を絵で理解し、苦手教科を楽々突破! 訓練にも最適です!

書籍情報

  • 監修
    川崎医療福祉大学 副学長 種村 純
    著者
    熊本保健科学大学 准教授 大塚裕一
    熊本保健科学大学 講師  宮本恵美
  • 定価(本体3,300円+税)
  • B5判/96頁/2色刷/図212点・表2点
  • ISBN978-4-906829-60-6
  • 発行日:2015年9月20日(第1版)

本書の特長

  • 本書は、一目で失語症学のイメージが理解でき、一般の方や初学の方々でも、失語症学に興味をもてるものをとの思いから企画されました。
  • 現在日本に70校以上ある言語聴覚士養成課程の学校で、失語症学という学問は、成人の言語障害において専門的に学ばなければならない教科として規定されており、どのような年齢の学生にも避けては通れない学問ですが、特に若い学生から苦手教科としてあげられ、養成校の先生方も教えることに非常に苦労されています。
  • そのような現状を踏まえ本書は、養成課程のどのような世代の方が読まれても失語症学に興味を持てる、失語症学の「入口」のような書籍を意識しました。内容のほとんどは絵で表現されており、非常にわかりやすく書かれています。
  • 本書は、熊本にある臨床失語症研究会のメンバーとの協力で執筆され、また、日本の失語症学の世界において高名な種村純先生が監修されました。
  • 本書を読んでいただくことで、考え方の基本をイメージしていただき、失語症学の「入口」として皆様のお役にたつことを願います。

目次

  • 第1章 失語症を考えるにあたって
    • 1. 失語症を学ぶにあたっての必須用語
      • コラム:input課題とoutput課題
    • 2. 失語症の様々な症状を考える前に
    • 3. 言語情報処理モデルとは?(認知神経心理学的手法)
      • コラム:↓の意味?
    • 4. 言語情報処理モデルから考える音声言語
      • 1)聞いて理解する
      • 2)名称を発話する(呼称)
  • 第2章 失語症の言語症状と想定される障害の段階
    • 1. 表出でみられる症状
      • 1)語性錯語
      • 2)音韻性錯語
      • 3)新造語
      • 4)再帰性発話
      • 5)喚語困難
      • 6)発語失行
      • 7)迂言
      • 8)形態性錯書
      • 9)意味性錯書
      • 10)音韻性錯書
    • 2. 理解でみられる症状
      • 1)純粋語聾
      • 2)語形聾
      • 3)語義聾
      • 4)純粋失読
    • 3. その他
      • 1)エコラリア
      • 2)音韻性錯読
      • 3)意味性錯読
      • コラム:補完現象
      • コラム:錯読と失読
      • コラム:錯書と失書
      • コラム:ジャルゴン
  • 第3章 失語症の訓練例
    • 1. 訓練の考え方
    • 2. 失語症訓練
      • 1)理解面の訓練
      • 2)表出面の訓練
  • 第4章 付録:訓練教材
    • 付録1.音韻合成
    • 付録2.単語音韻の分解
    • 付録3.音韻抽出(1)
    • 付録4.音韻抽出(2)
    • 付録5.音韻統合
    • 付録6.訓練課題の考え方例

読者対象

言語聴覚士、学生

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