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的確な診断と治療に結びつけるために、日常診療に沿ってチェックポイントを集約!
書籍情報
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- 著者
- 国立病院機構さいがた医療センター メディカルシティさいがた 院長
- 東洋大学 生命科学部 客員教授 下村登規夫
- 定価(本体2,500円+税)
- B5判/80頁/図表58点
- ISBN 978-4-906829-32-3
- 発行日 2014年2月20日(第1版)
本書の特長
- 頭痛は、きわめて有病率が高い。しかし日常診療では比較的安易な診療が行われていたり、診療の統一性を図ろうとする動きもある。
- 「頭痛」は心理面、生活面の影響が大きい疾病であり、Common diseaseでありながら専門性が要求される。処方する薬は同じでも、一人一人の患者に対する指導はオーダーメイドであることになる。
- そのような背景の基に編まれた本書は、日常診療に沿って診療上のチェックポイントを集約し、具体的な治療戦略や薬物療法、食事のポイントにまで踏み込み解説したもので、頭痛診療を行ううえで、患者の言葉に耳をかたむけ、症状を分析し、的確な診断と治療に結びつけるためにとても有意義である。
目次
- 1.片頭痛ことはじめ
- 2.頭痛の種類
- 3.国際頭痛学会による頭痛の新国際分類
- 4.頭痛の出現頻度
- 5.片頭痛と緊張型頭痛の年齢分布
- 6.頭痛の主な誘因
- 7.片頭痛患者のライフスタイルの評価
- 8.緊張型頭痛患者のライフスタイルの評価
- 9.片頭痛の定義・分類・診断
- 10.片頭痛とは
- 11.片頭痛の定義
- 12.片頭痛はどう分類されるか
- 13.頭痛の診断
- 14.病歴はここを押さえる
- 15.診察はここを診る
- 16.片頭痛と緊張型頭痛の連続性
- 17.片頭痛と緊張型頭痛には連続性がある
- 18.一般的な片頭痛発作でも緊張型頭痛の要素が加わっている
- 19.緊張型頭痛が引き金になって片頭痛発作になる例
- 20.片頭痛が緊張型頭痛を誘発してしまう
- 21.あらかじめ緊張型頭痛の治療を行っておくとトリプタンの効果が高くなる
- 22.緊張型頭痛が引き金になって片頭痛発作になる例
- 23.いきなり片頭痛発作で始まる例
- 24.群発頭痛(その1)
- 25.群発頭痛(その2)
- 26.検査はここを押さえる
- 27.片頭痛患者にも頸椎症は多い
- 28.頸椎MRI まで調べれば完璧?
- 29.頭痛の部位から診断できるか?
- 30.主な頭痛の痛みの部位
- 31.閃輝暗点の図
- 32.頭痛の経過
- 33.片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛の比較
- 34.群発頭痛
- 35.片頭痛の病態
- 36.片頭痛の発症機序(説)
- 37.三叉神経血管説
- 38.片頭痛患者の頭痛発作期と間欠期の唾液中Substance P 値の変動
- 39.片頭痛患者の描いた閃輝暗点
- 40.片頭痛の治療
- 41.片頭痛の薬物療法
- 42.生活習慣改善のポイント
- 43.serotonin とsumatriptan の構造式
- 44.主な治療薬
- 45.トリプタン系薬剤
- 46.片頭痛の薬物療法─ 発作時の薬物療法─(保険適応薬)
- 47.トリプタン投与後に頭痛が再発した場合
- 48.片頭痛の薬物療法─保険適応薬のみによる予防的治療─
- 49.難治性の片頭痛患者の治療戦略
- 50.片頭痛治療の基本と展開
- 51.片頭痛の治療方針
- 52.片頭痛はトータルケアの時代へ!
- 53.深い知識を持って患者に接する
- 54.具体的な食事のポイント
- 55.頭痛を誘発する可能性が高い薬物
- 56.緊張型頭痛治療の基本(頸肩腕症候群と考えて展開してみよう)
- 57.超簡単頭痛識別法
読者対象
神経内科、精神神経科、心療内科、ほか医師、研修医、看護師、保健師