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遊びを通じてリハビリする画期的な効果と改善法!
書籍情報
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- 著者
- 大塚裕一(熊本保健科学大学 准教授)
- 宮本恵美(熊本保健科学大学 講師)
- 定価(本体3,600円+税)
- B5判/128頁/2色刷/図81点、表6点/PUR製本
- ISBN 978-4-906829-20-0
- 発行日 2013年8月20日(第1版)
本書の特長
- 遊びリテーションは「遊び」と「リハビリテーション」が組み合わさった造語です。目的をもって構成されたゲームを実施し、対象者自身の自発的な動きを引き出して楽しく体を動かすことで、身体機能の維持や改善、注意力、記憶力の向上等、様々なリハビリ効果が得られます。
- 著者らは臨床の現場でゲーム訓練と称して遊びリテーション的活動を二十数年実践してきました。遊びリテーションでは無意識にリラックスして参加できるため、専門的な訓練よりも生活に結びつきやすく、さらには、対象者の皆さんの笑顔がよく見られました。笑顔が免疫力を向上させることはよく知られていますが、このことも遊びリテーションがもたらす効果です。
- 本書は以上のような考えに基づき、第1章で高次脳機能障害についてやさしく解説し、第2章では高次脳機能障害者を対象に著者らが臨床の現場で実践してきたゲームの中から、さらにスケールアップして、「楽しく」行えるゲームを精選し構成しました。できる限り文字による記載はさけ、絵や図を中心にし、イメージで理解できるように配慮し、特にゲームの紹介に関しては、非常にわかりやすいものとなっています。また、PUR製本という特殊製本を用い、本を見ながらゲームが行えるよう開きやすく仕上がっているのも特長です。
- 遊びリテーションを導入することにより、多くの対象者に変化が認められることを実感しています。医療、介護、保健事業にかかわる多くのスタッフやリハビリ対象の皆様にぜひ「遊びリテーション」を経験していただき、高齢の障害者の介護予防や機能向上の一助になることを願っています。
目次
- 第1章 高次脳機能障害について
- 1.高次脳機能障害とは
- 2.高次脳機能障害の原因
- 1)脳梗塞
- 2)脳出血
- 3)クモ膜下出血
- 4)頭部外傷
- 5)その他
- 3.高次脳機能障害の症状と評価
- 1)注意障害
- 2)言語障害
- 3)記憶障害
- 4)行為障害(失行)
- 5)認知障害(失認)
- 6)遂行機能障害
- 第2章 高次脳機能障害の遊びリテーション(グループゲーム)
- 1. ワンツー風船
- 2. さかさカルタ
- 3. 間違いドン!
- 4. 穴くいビンゴ
- 5. ティッシュでポン
- 6. イロイロビンゴ
- 7. 指タッチ123
- 8. 残り数
- 9. いろいろ果物
- 10. 貼り込みしりとり
- 11. あ・じゃま
- 12. ニ探し
- 13. 何が抜けてる?
- 14. 奇数偶数
- 15. ひざ、ひじどっち?
- 16. 一二三
- 17. おあいうえ
- 18. 囲み数
- 19. うちうちそとうちまわって
- 20. 上下バレー
- 21. 間違えバトル
- 22. 文字数とばししりとり
- 23. まぎれ単語
- 24. さかさたたき
- 25. ほんぽんぼん
- 26. 文字探し
- 27. 漢字つくり
- 28. 123
- 29. おくれYMCA
- 30. こんにちは
- 31. 5.4.3.2.1
- 32. 色覚え
- 33. パズル計算
- 34. まじわりま線
- 35. (っ)入れ
- 36. 何曜日?
- 37. 神経文字つくり
- 38. 面いくつ?
- 39. がっちり買いましょう!!
- 40. ジェスチャー覚え
- 41. 割り箸構成
- 42. 気そらしボール
- 43. ○×△
- 44. CCU
- 45. 咲いた咲いた
- 46. 語想起ピンポンリレー
- 47. 泣きまねドン!
- 48. 文字さし
- 49. オノマトペ神経衰弱
- 50. 枚数計算
読者対象
リハビリテーション医、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護福祉士、健康運動士、一般