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最適治療を極める!潰瘍性大腸炎
ISBN
978-4-906829-87-3
特定商取引法に基づく表記(返品等)
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こちらの書籍は絶版になりましたので、ご購入いただけません。
新版は
『最適治療を極める! 潰瘍性大腸炎 改訂第2版』
となりますので、よろしくお願いいたします。
複雑な病態をわかりやすく説明し、最新の治療法で患者さんへの最適治療を追究する!
書籍情報
著者:仲瀬裕志(札幌医科大学医学部消化器内科学講座 教授)
定価(本体3,000円+税)
A5判/84頁/2色刷/図14点
ISBN978-4-906829-87-3
発行日:2018年7月1日(第1版)
本書の特長
ヒトゲノム解析が進み、炎症性腸疾患(IBD)に関連する感受性遺伝子の同定が進んだ結果、改めて単一遺伝子では説明のつかない疾患であることが明らかとなった。その原因は未だに明らかとなってはいないが、我が国で開発された血球成分除去療法と抗TNF-α抗体製剤の出現によりIBD治療は大きな変化を遂げてきた。
血球成分除去療法の潰瘍性大腸炎(UC)に対する治療効果から、白血球浸潤がUC病態に大きく関与することが明らかとなり、また、抗TNF-α抗体製剤に関しては、クローン病を皮切りに、UC、ベーチェット病におけるすぐれた有効性が確認された。この薬剤の出現によってIBDに関連する病態解明が進み、それに基づく薬剤開発が進んできた。IL-12p40抗体の開発、α4β7インテグリンに対する抗体製剤、種々のサイトカイン経路に重要な役割を果たすJanus kinase inhibitorの制御は、次世代の治療薬といえる。
さらに、治療目標の設定までが変化をとげた。IBD患者の再燃を防ぐためには、粘膜治癒さらに組織学的治癒を目指すことが現在の治療目標となっている。
本書は、複雑なUCの病態をできる限りわかりやすく説明し、現在のトピックスである腸内細菌にまで言及し、診断、治療方針から最新の薬物療法に至るまで患者さんへの最適治療を追究したもので、日常診療に大いに役立つ。
目次
潰瘍性大腸炎とは
第1章 UC疾患概念の成立と歴史的背景
第2章 炎症性腸疾患と遺伝子
第3章 炎症性腸疾患と生活習慣との関与について
1)なぜ、炎症性腸疾患は増加傾向にあるのか?
2)原因としての環境因子
3)腸内細菌から見たIBDの病態
第4章 炎症性腸疾患と免疫反応
第5章 潰瘍性大腸炎の診断
1)診断
2)潰瘍性大腸炎の診断基準(厚生労働省診断基準)
第6章 潰瘍性大腸炎の治療
1.治療の一般方針:治療方針の立て方
2.治療法:各論
1)5-aminosalicyclic acid(ASA)製剤
2)ステロイド剤
3)チオプリン製剤
4)白血球除去療法
5)カルシニューリン阻害薬
6)抗TNF-α抗体製剤:インフリキシマブ
7)抗TNF-α抗体製剤:アダリムマブ
8)抗TNF-α抗体製剤:ゴリムマブ
9)ベドリズマブ
10)細胞内シグナルを制御する低分子製剤
読者対象
消化器内科医、消化器外科医
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