失敗しない 脂肪注入による乳房再建

ISBN 978-4-906829-75-0

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QOLに貢献し整容性と満足度の高い、注目の乳房再建手術!

書籍情報

  • 著者
    志茂 彩華(聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科助教)
    武藤 真由(横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科)
    志茂  新(聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科助教)
    佐武 利彦(横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科部長)
    津川浩一郎(聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科教授/診療部長)
  • 定価(本体7,800円+税)
  • B5判/80頁/オールカラー/図180点・表4点/PUR製本
  • ISBN978-4-906829-75-0
  • 発行日:2017年5月10日(第1版)

本書の特長

  • 乳癌は息の長い病気です。乳房温存率を競う現代にあっても晩期の再発はめずらしくなく、乳房温存療法後の温存乳房内再発も課題となっています。一方、家族性乳癌および遺伝性乳癌に関する理解も進み、異時性の多発癌も多く、乳房温存手術より乳房切除術が適しているという報告もあり、広範囲な乳管内成分を持つ癌、多中心性発生の癌、局所進行乳癌として発見された癌は、やはり今でも乳房切除術の適応です。
  • 乳房切除術を必要とする患者さんに対して、いかに整容性を考慮した術式を提供し、希望に寄り添う手術を提案できるかは、外科医として重要な課題となり、形成外科では様々な再建法が開発され、その技術の向上は目をみはるものがあります。
  • 本書はその中でも、新しい再建手術として注目されている「脂肪注入による乳房再建」に焦点を当てました。脂肪移植は、全乳房再建や自家組織乳房再建後の修正、インプラントとの併用など、整容性の高い乳房再建を目指すうえで非常に有用です。
  • 脂肪注入による再建は侵襲性が少なく、良好な乳房ができる満足度の高い再建法ですが、十分に適応症例を見極め、適切な手術手技が行われないと、合併症を招き、満足度の低い乳房再建になってしまいます。乳腺外科医、形成外科医が良好なチームワークのもとに行い、さらに形成外科医、乳腺外科医、放射線科医が連携して、術後の長期的フォローを行うことが重要です。
  • 以上より本書では、乳腺外科医の立場から、1章で乳癌手術の基本的知識について解説、2章で整容性の高い脂肪注入による乳房再建を行うための乳頭乳輪温存乳房切除術(Nipple-sparing mastectomy; NSM)について解説します。次に、形成外科医の立場から、脂肪移植による乳房再建の詳細な方法を解説するとともに、多くの症例を提示しこれからの術者の参考となるものとします。フルカラーでわかりやすく、かつ術者が陥りやすく注意を要する箇所を赤字で強調するなど失敗しない手術法を十全に解説しました。

目次

  • 1章 乳癌手術の基本知識
    • 1.はじめに
    • 2.乳癌の基本知識
    • 3.乳腺の解剖
    • 4.乳癌手術に必要な器具、薬剤
  • 2章 脂肪注入に向けてのNipple-sparing mastectomy
    • 1.はじめに
    • 2.当院でのNipple-sparing mastectomyの治療成績
    • 3.Nipple-sparing mastectomyの適応
    • 4.Nipple-sparing mastectomyの皮膚切開
    • 5.外側アプローチによるNipple-sparing mastectomy
    • 6.傍乳輪アプローチによるNipple-sparing mastectomy
    • 7.術後合併症、術後管理
    • 8.症例
    • 9.問題点と今後の展望
  • 3章 脂肪注入による乳房再建
    • 1.はじめに
    • 2.脂肪移植とは
    • 3.体外式組織拡張器
    • 4.合併症
    • 5.手術適応
    • 6.手術の実際(全乳房再建の場合)
    • 7.症例
    • 8.問題点と展望

読者対象

外科医、形成外科医、放射線科医

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